茶碗を焼く折、奇跡的にできた偶然の瑠璃色斑紋 曜変
天目とは 中国天目山の僧侶が日本に伝えた茶碗の事。
この国宝 曜変天目茶碗3碗が東京、奈良、滋賀にて同時展示開催中、とはいっても滋賀ミホミュージアムは19日迄。
南宋時代(1127~1279)中国福建省、にて焼かれたこのお茶碗、完全な形で残っているのは3碗 日本のみ。
その3碗の展示を見に美術館へ行ってきました。(静嘉堂文庫美術館は来週見に行きます)

滋賀県 甲賀市 ミホミュージアム 大徳寺塔頭、龍光院所有 まるで天の川のようでした。400年ぶりに私たちの目に。
今回の美術展でこれが最も希少な展示、
秀吉の茶頭で寺の開祖江月和尚伝、地味ですがそれがなおのことハートに届きます。
ひょっとしてもう私が生きているうちは公開されないかもしれません。

2碗目 奈良国立博物館 藤田家所有
徳川将軍家 から水戸徳川を経て藤田家へ 茶碗の中も外も線香花火のような 曜変、口周りの金継の赤色が目印。(写真では手に隠れて見えにくいようです)時折藤田美術館展示会に出品されています。

3碗目 静嘉堂文庫美術館蔵 ㋅2日まで展示
徳川将軍家から淀藩稲葉家を経て三菱、岩崎彌太郎家へ 稲葉天目とも。
3碗の中で最も美しいまるで瑠璃色の宝石のようなお茶碗 但し来週見に行きます。
まだ見ぬ恋人に会いに行くような そんな夢心地。
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- 2019/05/19(日) 05:52:55|
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