加工したキモノの仕立と長襦袢について
◆キモノの仕立
洗い張り後はキモノの仕立です。
このキモノの寸法の長襦袢をお持ちの場合は長襦袢をお借りして、
それに合わせて仕立させて頂いております。裄・袖丈など寸法が違うと大変。
キモノと長襦袢は一身胴体です。
お嬢様に仕立直しする場合のほとんどは『裄と身丈寸法を大きくする』です。
≪裄を長くしたい≫
反物の幅がありますので出せる寸法にも限りがあります。出るだけ一杯にが限度。
≪身丈出し≫
お嬢様との身長差10cmなどと良くお聞きします。
加工したキモノにもよりますが出るだけ出しても身丈が不足の場合は
『胴接ぎ』別の生地を胴のところで足す仕立です。
着付けの時に接ぎはおはしょりで見えません。10cmまでならOKです。
◆仕立て直しのキモノに合わせる長襦袢について
良くキモノがあれば、長襦袢は少々何でも良いとお考えの方が居られます。
長襦袢がちゃんとしていないと、着付けをしても着崩れ易く、落ち付かない着姿に
なってしまいます。
全然寸法が違う袖丈・裄のもの、生地がかなりくたびれている、シミがひどくて
丸洗いしても取れない、こんな場合は新調をお勧めすることが多いです。
新調することで、寸法もお召しになる方の実寸法に近い長襦袢ができます。
(但し、あくまで加工のキモノに合わせての範囲内)
詳しくはご相談くださいませ。
恒例 8月22(日)・23(月)
仮「キモノ相談会」開催
0794-85-7611
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テーマ:着物・和風小物 - ジャンル:ファッション・ブランド
- 2010/06/18(金) 15:28:27|
- お手入れとお直し
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