きもの専科まさ井

ここまでやるか 老舗きものメーカー 野口晴代社長の本気モード

3年ほど前でしょうか。「きものつくりに賭ける想いを消費者の方々

にお話いただけませんでしょうか」 はにかみながら 

私どもまさ井のお客様にお話いただいたのがつい先日のようです。京都の典型的なお嬢様で、

人前は苦手な野口晴代社長 月初めの商談会には必ずご自身の感性でロビーの飾り付けを。

そうした意気込みが 随所に感じられる 野口。

気がつけば 仕入れに行きながら 「私が このきもの着たい。 このここの色を この色に」・・・・

野口社長、正井 のバトルが・・・うちの担当の堺さんが「・・・あの・・・」

口を挟む暇もなく・・・「あの・・ここを変えたら ここが・・・おかしくなりまして・・・」 

社長 「あんた よう気がついたなあ」 正井「すごいなあ こうして一反が生まれるんだ」

野口社長曰く。

 「男さんの経営者はそろばんばかり はじく。 だから きれい色を作らない。

反物を作る時に 展示会に出品しても汚れが見えにくい商品や 

焼けが分かりにくい商品しか作らない。

お召しになる女性をもっと美しくということは考えていない。」
かっこいい! 

300年をしょってたつ京都の老舗きものメーカー社長として雑誌等でも良くお見受けするが

今 こんなご時勢だから なおのこと 野口社長の物つくりに賭ける姿勢が際立つ。

この野口と取引させていただくことに感謝する毎日です。



 

スポンサーサイト



テーマ:着物・和風小物 - ジャンル:ファッション・ブランド

  1. 2011/04/07(木) 11:42:13|
  2. イベント
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0