昨夜 NHKプロフェッショナルに銀座三ツ星すし店、 すきやばし次郎 小野次郎さんが出演されていました。
正井が伺ったのは三ツ星に決定される3ヶ月前でした。
雑誌 「美しいきもの」撮影の為 東京に行ったのですが、そのおり
必ずこのすし店に行くようにといわれ、参りました。彼がいうのだから 自分で予約しても断られるかも
とレクサスオーナーズデスクに予約を入れてもらい。
カウンターに数人の席があるのみ。 次郎さんと向き合い お任せコースを
まるで葬式みたいなシーンと静まり返った店内。っと鍋をおとしたけたたましい音。
次郎さんが見習いさんに睨み付ける。正井 冷え上がる。
黙々と食べる。 おなかいっぱいになってきてペースが落ちる。
「少しおきましょうか。大丈夫ですか」
30数分の緊張。 美味しいのは美味しいのですか なんせ葬式モード。息突く音まで聞こえる静けです。
いやいまどき葬式の方がずーっとやかましい。
その後 前回のプロフェッショナルを見た時次郎さんが「お客様の反応を淡々と見ながら真剣勝負している」と
お話になっていらっしゃいました。 そういえば口に持っていく瞬間をあの鋭い眼光で「ちらっ!」と。
あれは哲学だ。
リピーターになるにはちょっとお財布が心もとないですし、美味しいお寿司屋さんは沢山んあります。
しかし、このお客様と真剣勝負なさる次郎さんの哲学と一度は向き合うのも違った楽しみがあるのでは。
正井も何事にも妥協せずお客様と向き合ってキモノやをやっていきたいと改めて思った次第で。
ひょっとしてもう一度伺ったらまた違う目線で食する事ができるのかなあ。
誰か私を次郎さんのお店に連れってって。
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- 2010/01/27(水) 23:15:17|
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